冬の腰イタ・・・

急に冷えてきましたね。風が冷たくて、少し外を歩いただけでも体が冷えていくのを実感します。

院内でも暖房を入れる日も増えてきました。

のどの調子が良くない方もちらほら・・・

そして最近は、久しぶりに腰を痛めたという方が多く見られます。

今の時期に腰を痛める方は普段の疲労や負担の蓄積が痛みを引き起こすことが多いですね。

 
今回はこのギックリ腰についてお伝えしていきます。
 
原因
 
何故この時期に多いかというと、大きな原因はやっぱり「冷え」です。
 
一般的には「ギックリ腰」と呼ばれている腰痛ですが、
正式な疾患名としては「急性腰痛症」または「腰椎捻挫症」といい、突発的に起こります。
 
この急性腰痛症は、
・重い物を持ち上げた時や洗顔でかがんだ時、朝起き上がろうとしたときなど
、日常生活の些細な動きの中で起こる場合が多いです。
 
 
ギックリ腰の原因は様々ですが、主な原因として
 
普段の姿勢の悪さや筋肉の柔軟性の低下
などが腰部への過負荷の原因となり、その結果
 
・腰の動きを付ける関節のずれ
・椎間板（ついかんばん）という腰の軟骨の損傷
（→椎間板とは…人間の背骨（脊椎）を構成する24個の骨（椎骨）の一つ一つの連結部の間にある、クッションの役割を果たすもの)
・腰を支える筋肉や腱、靱帯の損傷
 
が起こり腰に激痛を引き起こします。
 
腰の動きを付ける関節ですが、
関節は、関節を支えている筋肉や靭帯（じんたい＝骨と骨をつなぐ組織）の柔軟性が低いと、
正しい位置に保てなくなり、本来あるべき位置から関節がズレてしまいます。
 
関節がズレてしまうと、筋肉や靱帯が負荷を受け、損傷します。
そして、支えとなる筋肉や靱帯の機能性を失った関節は不安定になり、
さらに筋肉、靭帯に負荷がかかるという負のスパイラル状態となってしまいます。
 
筋肉や靱帯の柔軟性が著しく低下する事で
関節の動きが鈍くなり、鈍化して痛めやすい状態になります。
 
寒くなるとギックリ腰になりやすくなるという方は寒さで全身の筋肉が収縮しやすくなり、血の巡りも悪くなり、
柔軟性が落ちて、筋肉や腱・靭帯が傷つきやすくなります。

そうならないためにも普段から適度な運動、ストレッチ、入浴による体温の保温で予防していきましょう。

残り１ヶ月を健康な毎日で過ごせますように！

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今年も残すところ約１か月となりました。

年末年始の帰省でご注意くださいね。