足底腱膜炎

4月も早いものでもう3分の1が過ぎました。皆様は新生活にも慣れてきたごろでしょうか？
新生活により歩くことが増えた方が多いと思います。

今日は【足底腱膜炎】（そくていけんまくえん）についてお伝えしていきます。



〇足底腱膜炎とは？

足の裏にある、かかと部分から足の指の付け根まで伸びている腱膜に炎症が発生して、痛みなどが出る症状です。
足底腱膜炎もしくは足底筋膜炎（そくていきんまくえん）とも呼ばれています。


〇原因

足底腱膜は、アーチ状になっている足の土踏まずを支える重要な役割があり、足への衝撃を和らげるクッションの働きをしています。
このクッションの役割を十分に果たせずにいると、足底が硬くなってしまい本来の伸び縮みできずに足底腱膜がくっついているかかとや反対の親指の下の筋肉を無理に引っ張ることで筋肉に微細断裂がおきて炎症が起き、痛みが現れます。

立ち仕事の方、散歩やマラソンをされている方、中高年の方に多く発生します。


〇症状

足底筋膜炎で痛みが出やすい箇所は、

１かかと側

２足先側

３土踏まず部分
の順番で、初期はかかとまわりが痛くなることが多いですが、
症状がひどくなると１２３すべての箇所で痛みが現れてしまいます。

普段の歩行の際にかかとやその周辺が痛くなる

普通に立っているだけなのに痛む

常に足の裏がつっぱている

朝方はマシだが夕方になると痛みが強くなる

運動中、運動後に痛みが出てしばらくおさまらない

足の裏を押すと激痛・・・などなど

症状も個人差があり、徐々に痛みが強くなる方もいらっしゃれば、急に強い痛みが出る方もいます。

過度な散歩やランニングによって、足底に繰り返し衝撃を与えることで足底筋膜や筋肉は固くなります。
クッション性も落ちて負担をカバーしづくなります。
特にアスファルトなど地面が硬い道では、地面からの衝撃を受けやすくなるため負担が強くなります。

長時間の立ち仕事や加齢によっても足底腱膜が固まり、クッション性が落ちることによって足底腱膜炎になることがあります。
運動不足で体重の増加がある方も足底への負担は強くなります。

足のアーチが低い人、いわゆる偏平足の方は足底に負担がかかりやすくなります。

ふくらはぎやアキレス腱が硬いと引き上げる力が弱くなる為、足の踏み返しがうまくできずに足底で負担しやすくなります。


〇対策
足底腱膜炎の予防・改善にはストレッチが効果的です。
タオルを使います。膝を伸ばした状態で足底のつま先側にタオルの中央部がくるようにセットして、
タオルの両端を手前に引っ張っぱり、足底を反らすようにして全体的に伸ばしていきます。
筋肉の緊張が緩和されて症状が落ち着いてきます。

また、お風呂場で足底によく滑るように石鹸などを付けて、
かかと側から足先へ流すように軽くマッサージしてあげるのも効果的です。

それでも痛みやしびれが続く場合は一度いっぽへご来院くださいね！
一緒に症状改善していきましょう

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